【速報】クラウドとオンプレ間のトラフィックを管理するWANサービス!AWS Cloud WANが発表されました #reinvent
ご機嫌いかがでしょうか?豊崎です。
re:invent2021、Wernerのキーノートの中で新サービスの発表がありましたので、ご紹介させていただいきます。
AWS Cloud WAN
クラウド環境とオンプレミス環境のリソース間で実行されるトラフィックを管理する、グローバルネットワークの構築、管理、監視を支援するWAN(Wide Area Networking)サービスが発表されました!
AWS Cloud WANではセントラルダッシュボードとネットワークポリシーを使って、複数拠点と世界規模のネットワーク構築することが可能です。
Amazon Cloud WANでは、以下の間にグローバルネットワークを構築することができます。
- オンプレミス拠点
- データセンター
- 本社、支社など
- VPC
また、Amazon Cloud WANのセントラルダッシュボードではAmazon VPC、AWS Direct Connect、AWS Site to Site VPN、サードパーティのSoftware-Defined WAN(SD-WAN)製品を管理や、監視することも可能です。
料金要素
料金が発生する要素は以下です。
- Core Network Edge(CNE):ネットワークに含まれる各AWSリージョンでクラウドWANによって作成および管理される接続ポイント
- CNE attachments:CNEのアタッチメント。VPNやSD-WAN接続(接続アタッチメントタイプを使用の場合)、Amazon VPCなどのアタッチメントがある。
- Data processing:データ転送料
料金
- Core Network Edge (CNE): 0.50USD/時間 (全リージョン共通)
- Data processing: 0.02USD/GB (全リージョン共通)
- CNE Attachments(リージョン毎)
- US East (N. Virginia) 0.065USD/時間
- US West (Northen California) 0.080USD/時間
- Africa (Cape Town) 0.080USD/時間
- Asia Pacific (Mumbai) 0.090USD/時間
- Asia Pacific (Singapore) 0.090USD/時間
- Asia Pacific (Sydney) 0.090USD/時間
- Asia Pacific (Tokyo) 0.090USD/時間
- Europe (Frankfurt) 0.080USD/時間
- Europe (Ireland) 0.065USD/時間
- South America (Sao Paolo) 0.120USD/時間
※最新状況はAWS Cloud WANの料金ページをご参照ください。
また、リージョン間でデータを送信すると、EC2のリージョン間データ転送料金も発生します。EC2のリージョン間データ転送はCloud WANとは別に請求されます。
さらに、AWS Cloud WANとVPCが別AWSアカウントの場合、料金はそれぞれAWSアカウント間で分割されます。
- AWS Cloud WANを作成したAWSアカウント
- CNE
- VPN
- SD-WANアタッチメント
- VPN接続から生じるデータのデータ処理料金
- VPCを作成したアカウント
- VPCアタッチメント
- VPCから生じるデータ処理料金
利用可能リージョン
執筆時点では10のリージョンで利用可能(Public Preview)です。
- US East (Northern Virginia)
- US West (Northern California)
- Africa (Cape Town)
- Asia Pacific (Mumbai)
- Asia Pacific (Singapore)
- Asia Pacific (Sydney)
- Asia Pacific (Tokyo)
- Europe (Ireland)
- Europe (Frankfurt)
- South America (Säo Paulo)